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週刊React Native #23

2026-03-11 / #23

Expo Agent ベータ版リリース

ExpoがAIエージェント「Expo Agent」のベータ版を発表し、ウェイトリストへの登録受付を開始しました。

ExpoチームがClaude Codeをベースにチューニングを加え、Expoのエコシステムやビルドパイプライン、各ネイティブプラットフォームのAPIなど、モバイルアプリ開発に深い知識を持つエージェントを構築しました。

Watchアプリなど必要な部分はSwiftUIなどネイティブで実装するなど、React Native単体ではできない部分も対応できるようです。

https://expo.dev/blog/expo-agent-beta

React Navigation 8.0 新アルファ版のアップデートまとめ

最初のアルファ版以降の主要変更点がブログ記事にまとめられました。 非アクティブ画面の動作を制御するinactiveBehaviorの追加や、SF SymbolsおよびMaterial Symbolsのサポートなど、実用的な機能が着々と揃ってきています。

react-native-unistyles v3.1の公開とSkillsの追加

Unistyles v3.1が公開され、Babelプラグインの軽量化やStyleSheet.addChangeListenerの追加、react-native-edge-to-edge がオプショナルになるなど複数の新機能を含むアップデートが行われました。

また、Unistyles向けのコーディングエージェント用のSkillも追加されました。

React Native Enriched 0.5.0でHTMLノーマライザーに対応

リッチテキストエディタライブラリであるReact Native Enrichedで、HTMLノーマライザーに対応しました。

これによって、コピーされたテキストをペーストしたとき、元のフォーマットを維持したまま貼り付け出来るようになります。

react-native-enriched-markdown v0.4.0のリリース

React Native向けのMarkdownレンダラーであるreact-native-enriched-markdownの0.4.0が公開されました。 LaTeXのインライン・ブロックレンダリングやiOS/Androidでの画像キャッシュ、幅広いLaTeXブロックの横スクロール対応が追加されました。

RNRepo iOSサポート追加でビルド時間を最大75%短縮

以前はAndroidのみだったRNRepoがiOSサポートを追加し、事前ビルド済みアーティファクトの活用でビルド時間を最大75%削減できるようになりました。

LegendList スクロール最適化アップデート

上方向スクロール時の再レンダリングを1回の位置更新のみに削減する最適化を実装中で、Nextベータでの対応が予定されているようです。

HermesがTypeScriptアノテーション除去をネイティブサポート

HermesがTypeScriptの消去可能なアノテーションをネイティブでストリッピングできるようになりました。 Babelを介さずにTypeScriptを処理できる範囲が広がります。

Expo SDK 55でexpo-avが削除、expo-video + expo-audioへ移行

Expo SDK 55でexpo-avが完全に削除され、expo-videoexpo-audioへの移行が必須になります。Software MansionがExpensifyの実際のプロダクション移行を元にした移行ガイドを公開しており、VideoPlayerとVideoViewの分離やイベントベースの状態管理などが解説されています。

react-native-worktreeが公開

AIエージェント向けのSkillであるreact-native-worktreeが公開されました。 複数のAIエージェントが同じReact Native / Expoアプリを並行開発するためのツールで、git worktreeごとに独立したMetroサーバーを起動しつつ、デバイスやシミュレーターへのアクセスをファイルベースのロックで調整します。 これによって、git worktreeで複数のAIエージェントが稼働して開発している場合も、Metroのポートの競合なしに開発することができます。

今週のひとこと

Expo Agentの登場で、WebフロントエンドエンジニアがReact Nativeに挑戦する際のハードルが大きく下がりそうですね。

SwiftUIやJetpack Composeの知識がなくても、Watch対応などが実装できるうえ、ビルドからApp Store・Google Playへのリリースまでをひとつのエージェントがサポートしてくれるなら、「モバイルアプリを作りたいけど、ネイティブ領域が不安で踏み出せなかった」という人にとって、大きな後押しになるのではないでしょうか。